リーズナブルな新車販売価格であるため買取相場は現在頭打ち状態のNC700S アンダーカウルやフレーム底部にやや目立つ傷が有る他は、全体的には綺麗で状態の良かったNC700S。相場平均を上回る31.6万円の査定価格で買取させて頂きました事例をご紹介いたします。
査定当日はあいにくの雨模様。
バイクの査定にはあまり良い日ではありませんが、渡辺様からのご連絡ではNC700Sの車体カラーはホワイトとの事で、比較的査定の行いやすいボディカラーなのが救いです。
カラーコンディションも査定の大きなポイントとなりますので、出来る限り快晴の日に査定できるのがベストです。
弊社からのスタッフが渡辺様のご自宅前のマンションに到着し、エントランスから来訪を連絡します。
数分でマンションのエントランスに降り、応対してくださったのは渡辺様の奥様。
20代後半の初々しい奥様で、なんでもオーナーの渡辺様は急遽休日出勤になってしまったとか。
新婚ホヤホヤで、マイカー購入の資金にとNC700Sの売却を検討中との事でした。
さっそく駐車場のNC700Sに案内して頂くことになりました。
マンションに地下駐車場があるので、雨天時の査定には嬉しい限りです。 ご主人の渡辺様より事故歴はないものの、数箇所擦過傷アリとお伺いしていましたが、全体的には綺麗な車両です。
少しオフロードに乗り入れたことがあるとの事で、車体下部に擦過傷が確認できます。 とは言うものの、初年度モデルとしてはまずまずのコンディションと言ってよいでしょう。
渡辺様のお好みで、ヤマモトレーシング製マフラーが装着。
純正のノーマルマフラーも大事に保管されておりましたので、こちらはプラス査定とさせて頂くことに。 エンジンは車体の真下になる部分以外に傷はなく、真下も少なめ。
多くの飛び石などは、こちらのアンダーカウルに当たっていたものと思われます。
こちらは擦過傷の上からオイルが付着していたため、かなりハードな汚れとなっていました。
ここは深い傷もあるので、交換が必要になりそうです。
タンク周りなど、目立つ箇所への傷はなく、大事に乗られていたことが分かります。
エンジンもセルで一発始動が確認でき、安定したアイドリング。
約20分の査定で隅々までチェックさせて頂きました。
その結果、2012年式NC700Sの最終査定金額は、316,000円。 弊社による査定ランクは、10段階評価の「5」となりました。
査定価格に満足で翌日ご成約!常連のお客様の要望で買取価格UPに
査定が終了し、奥様がご主人の渡辺様にお電話を入れてくださりました。
お電話が渡辺様に代わったところで弊社スタッフと交代。
査定価格をお伝えしたところ、二つ返事でのご成約となりました。
比較的新しいモデルであるNC700Sは、最近後継車のNC750シリーズが販売を開始している事と、リーズナブルな新車販売価格であるため買取相場は現在頭打ち状態です。
渡辺様いわく、先日までの最高査定価格が295,000円だったとの事で、弊社買取金額に大満足とのお言葉も頂けました。
弊社の直営店舗に度々足を運んでくださる常連のお客様がおり、その方が丁度NC700Sの2012年式ホワイトをお探しであったのが上乗せ分にも加味されています。
相場価格よりも高めに査定評価を行えるのは、弊社バイクパッションならではの強みとなっています。
お仕事の都合で翌日が振り替え休日となるとの事でしたので、翌日改めて伺い、無事にご成約となりました。
翌日にお会いした渡辺様は30代前半とお若く、ファミリーカーとしてステップワゴンを検討中だとか。
渡辺様のお話では、奥様は現在妊娠2ヶ月目とのことで、近い将来お子様と3人でドライブが楽しみだそうです。
新婚のご家庭のお力添えになれたのは非常に嬉しく、晴れ晴れとした気持ちでNC700Sを車載させて頂きました。
NC700豆知識
2012年にデビューを果たしたホンダ NC700Sは、ホンダの提唱する「ニューミッドコンセプト」シリーズの中の一台です。
・安心感のある操縦特性と快適なクルージングを実現するパッケージ
・幅広いニーズに対応した3モデルのシリーズ展開と、個性的で所有感を満たす次世代デザイン
・お客様一人ひとりのニーズをさらに満たす快適装備と豊富なオプション
ホンダが以上の3つを満たし、次世代のモーターサイクルとして基準となるバイクを追求したシリーズとなっています。
NC700Sは、スタンダートなネイキッドモデルとなっており、最高出力は50ps/6,250rpmという低中回転仕様エンジンに。
先行販売していたシリーズ第1弾のNC700Xと同一のフレーム・エンジンですが、違いは前後サスペンションのストローク短縮にあります。
NC700Xではシート高830mmとやや腰高であったものが、このサスペンション変更によって790mmまでダウン。
これにより足つき性が大幅に向上し、ネイキッドとして扱いやすいモデルとなりました。
さらにDCT追加モデルが発表され、こちらのNC700Sはスクーターのようなフラットな加速力が持ち味となっています。
NC700Sの車体サイズは全長2,195mm×全幅760mm全高1,130mmと、ビッグバイクとしてスタンダードなサイズ。
一般的なネイキッドよりもハンドルの位置が高めなNC700Sは、ツーリング・街乗り時の疲労度が少なくライディングポジションは快適度高め。
その取り回しのよさとハンドリングの軽さを活かし、非常に扱いやすい車体を持つバイクとして高い支持を得ています。
NC700S
玉数が出揃ってきていることと、現行モデルとしてNC700Sの後継となるNC750シリーズが登場していることもあり、最高価格は頭打ち傾向にあります。
販売開始から月日が経過したことにより、事故車等の買取も増えているため、平均価格は下降していますがNC700S自体は割合安定した価格の部類と言えます。 玉数の多さで多少のダブつきも出ておりますが、直売店舗を持つ弊社では買い替えのご相談も承っております。
下取りでのご依頼であれば、上記例よりさらに上乗せできる可能性も高く、気になるモデルを安く入手したいオーナー様はぜひ一度ご相談ください。
ユーザーを大事にするパッションならではの厚いサポートで、お客様第一にご相談に乗らせて頂きます。
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近6ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 20台
- 平均価格: 288,600円
- 最高価格: 354,000円
- 最低価格: 218,000円
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 6台
- 平均価格: 218,500円
- 最高価格: 294,000円
- 最低価格: 154,000円
相場情報:2016年8月時点
最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。
上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。