ホンダ【FTR250】10年ほど間野晒しで放置されていたため車体は錆や腐食で覆われエンジン始動しない1986年式の不動車を5.2万円の査定額で買取致しました事例のご紹介。FTRの買取査定は誠実な査定姿勢と最高の買取額が評判のバイクパッションにお任せください。
三茶の路上で長い事寝かされていたFTR250。傷み具合は激しい車両でしたが…?
井上様のお住まいの場所は、東京都・世田谷区三軒茶屋。
渋谷にも近いこのエリアは、都内でも有数の人気地区でもあります。
おしゃれな街として評判が良く、下町情緒と都会的な洗練感が同居する魅力的な街となっています。
井上様はご職業が美容師との事で、お店での技術講習が終わる21時に、とのご要望を頂いておりました。
21時を過ぎようとしていたところで、井上様ご自宅前でお顔合わせに。
30代後半の井上様は、栗色の髪にゆるめのパーマが似合う好感度の高いイケメンさんでした。
ご職業の美容師といい、なんとなく「ビューティフルライフ」の木村拓哉を連想させてくれます。
あいさつもそこそこに、お住まいのマンション裏手にある駐輪場でFTR250を拝見させて頂く事になりました。
防犯のため、かなり明るい照明があったことで査定は難しくありませんでしたが、かなりの傷みが目立ちます。
バイクカバーはかけてあったようでしたが、放置期間が長かったため井上様の知らないところでいたずらでもされたのか、3つに千切れた状態で車体に引っかかっていました。
そのため、雨ざらしによる汚れ・埃の付着も酷く、コンディションは悪い部類に入ります。
見事にバッテリーも死んでしまっている状態で、不動車状態。
タイヤのエアも減少気味で、押し引きすると頼りない感じがします。
ヘッドライトやマフラーなど、定番のスカチューン仕様のFTR250。
配線にビニールテープが巻かれている事で、過去のトラブルも推測されました。
フロントフォークにも錆が浮き、1986年式のものとしても少々難ありの状態です。
スポークホイールにもかなりの錆が出ており、大掛かりなメンテナンスが必要です。
エンジンの外観・フレームともに劣化が激しく、エキゾーストパイプの腐食度合いはかなり深刻な状態に。
かなりコンディションに難のあるFTR250は、夜間で光源による誤認注意も含めて40分ほど入念にチェックさせて頂きました。
そして決定した井上様のホンダ FTR250の最終査定金額は、52,000円。
コンディションが悪い不動車であり、ほぼ全面的なレストアを要するため、弊社による査定ランクは10段階評価の「1」でした。
長期放置でボロボロのFTR250でもしっかり査定。井上様も満足で見事売買契約成立に!
放置期間が長く、錆による腐食や塗装の色褪せ、マフラーやウインカーの純正パーツなしと難点の多かったFTR250。
査定価格をお伝えしたところ、「処分費用なしでお金になるなら喜んで!」と即決で売買成立となりました。
ほぼ蚤車両と言うべきFTR250でしたが、生産期間も短く年々玉数の減っている車種である事、エンジンの耐久性が高くレストアがしやすい部類である事が大きなポイントとなりました。
また、軽い街乗りのみで使用していたということもあり、意外にも前後サスペンションの減衰はしっかりしたものであったのが買取価格の理由です。
「処理費用もかからず、新しく通勤用スクーターが買えるのは助かります」とのお言葉を頂きました。
弊社査定にご満足頂け、大変嬉しい限りでした。
しっかりと荷台にFTR250を積み込み、三軒茶屋の夜の中を走ると(今度はプライベートでぶら歩きしてみたいな)と思える雰囲気のある街でした。
後日、横浜にご実家のある井上様からご連絡を頂き、弊社の直売店舗でアドレスV100をご購入して頂け、非常に嬉しい査定のご縁となりました。
FTR250豆知識
Flat Track Racerの頭文字を取って命名されたホンダ FTR250は、1986年に誕生したフラットトラックレース向けバイクです。
ダートトラック(ダートラ)の別名であるフラットトラックレースは、日本よりもアメリカなど海外での認知度が高い名称と言えます。
FTRには2車種が存在し、1986年誕生のモデルが型式MD17で排気量250cc、2000年にヤマハ TW200への対抗車種として販売されたモデルが型式BA-MC34排気量223ccとなっています。
FTR250の車体サイズは、全長2,080mm×全幅900mm×全高1,095mmとオフロードバイクとしてはスリムな車体に、乾燥重量114kg(キック仕様モデル)の超軽量を実現。
信頼性の高い空冷4サイクルOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載し、最高出力27ps/8,500rpmと意外なパワフルさを持ち合わせていました。
1984&85年に、本場アメリカでメーカー・ライダーチャンピオンの王座を獲得した技術をフィードバックしたFTR250は、軽快なハンドリングで楽しめるエントリーモデルといった位置付けでした。
しかし、時代はレーサーレプリカ全盛期であり、純粋なオフローダーでなかったFTR250は販売成績低迷で1989年に生産を終えました。
復活の兆しは意外なところからで、ドラマ「ビューティフルライフ」主演の木村拓哉が乗ったヤマハ TW200。
トレンディドラマで人気絶頂を極めた彼の乗るTWに刺激され、スカチューンが大流行したのをきっかけとし、TW人気に対抗するべくホンダはFTR223として復活させました。
以降、FTR223よりも入手しやすくよりパワフル、しかもトレードマークである後輪の極太タイヤを始め同じルックスを持つFTR250は再び世に出る事に。
こうした遍歴を持つホンダ FTR250は、かなりの数がスカチューン仕様で街を賑わせてくれました。
FTR250
井上様ご所有のFTR250のよりも腐食の酷い車両もありましたが、弊社独自の査定で全件ご成約を頂けております。
他社で買取を断られたオーナー様でも、弊社の査定ではスカチューンに造詣の深い専任スタッフにより、FTR250を正当に評価させて頂きます。
ボロボロの状態だけど、近場のバイク屋持込で処分しようか…。
その前に、まずは一度弊社へご相談ください。
あなたのFTR250を、どこよりも正しく査定評価させて頂く事をお約束いたします。
【実働車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 8台
- 平均価格: 81,500円
- 最高価格: 128,000円
- 最低価格: 46,000円
【事故車・不動車】の業者間オークション市場における、買取時点直近12ヶ月間の落札データ
- 取引台数: 7台
- 平均価格: 58,000円
- 最高価格: 100,000円
- 最低価格: 43,000円
相場情報:2015年2月時点
最新の相場情報は、10秒で買取相場が出る自動査定でチェックして頂けます。
上記金額は、買取業者の最大の転売先である業者間オークション市場の落札データであり、買取業者の転売金額です。
業者間オークション市場とは買取業者と販売業者が参画する競り市場で、年間に約20万台のオートバイが取引される市場です。
買取業者が買取したバイクの約9割は上記市場において転売されています。
その事実が、業者間オークション市場の落札金額が買取業者の査定額の基準値である所以です。
査定現場での買取価格は下記の転売(落札)金額から買取業者の儲けと経費(運送料や出品手数料など)を差し引いた金額となります。
査定現場での正味の買取額は、転売金額である落札額から5~10%を割り引いた金額が適正で競争力のある価格となります。
金額にすると単価の安い原付バイクで1万円から、100万円を超える高額車両では6万円までが適正な割引額です。